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新型コロナウイルスワクチン接種の注意点(アレルギー、基礎疾患、妊娠・授乳中など)

[2021.04.18]

4月12日から全国的な65歳以上の高齢者に対するワクチン接種が開始されました。供給量の限界もあり、まずは各都道府県約2000人/週ほどのわずかな数ではあるものの接種体制の確認を行いながら、ゴールデンウイーク連休明けには80000~160000人/週まで接種人数が増える予定です。福岡市でも市内のトライアル医療機関やマリンメッセでの民生委員の方への集団接種のデモンストレーションが予定されていますが、かかりつけ医での接種が本格化するのはやはり連休明けになりそうです。

今回は近日接種機会があるであろう新型コロナウイルスワクチンの接種にかかわる注意点について情報提供いたします。

接種前の確認事項

①高齢者の定義:令和3年度中に65歳に達する、昭和32年4月1日以前に生まれた方

②クーポン券の確認:現時点で住民票のある市町村が、クーポン券に記載のある市町村(クーポン券の発行時点で住民票のあった市町村)と異なる方は、現時点で住民票のある市町村からクーポン券の発行を受けた上で接種する必要があります。(異なる場合は接種不可です)

*住民票のある市町村と接種場所の所在市町村は異なっていても接種できます。
○「住所地外接種届出済証」の提示の必要がある場合
・住民票のある市町村と実際に居住している市町村が異なる方(単身赴任者、遠隔地へ下宿している学生、その他やむを得ない事情のある方)

・出産のために里帰りしている妊産婦

○「住所地外接種届出済証」の提示の必要がない場合
・入院、入所者

・基礎疾患を持つ者が主治医の下で接種する場合

・災害による被害にあった者

③ワクチンの説明書を読み内容を理解する:クーポン券、予診票とともに送られる説明書に目を通しましょう

新型コロナウイルスワクチン予防接種の説明書←クリックすると事前確認できます

④持病やアレルギーのある方:特に免疫不全にかかわる疾患や抗凝固剤を内服している方は問診票に記入しましょう。アレルギーに関しては食物アレルギーなど即時型のアレルギーの既往がある方は、長めの経過観察(30分)が必要ですが接種可能です。

*接種不可の方:1回目の新型コロナウイルスワクチンでアナフィラキシー反応が出た方、ポリエチレングリコールやポリソルベートを含む医薬品・製品(ヘアケア製品、スキンケア製品、洗剤など)にアナフィラキシー症状が出た方

⑤妊娠中・授乳中の方:海外の使用経験などから現時点で特段の懸念が認められているわけではありませんが、安全性に関するデータが限られていることから、主治医に相談いただくなどして、接種のメリットとデメリットをよく検討して接種を判断していただくこととしています。なお、日本産婦人科感染症学会・産科婦人科学会の提言については、下記をご参照ください。
http://www.jsog.or.jp/news/pdf/20210127_COVID19.pdf

⑥問診票を事前に記入しましょう:今回のワクチンは溶解後の使用期限が6時間と制限されているためスムーズな接種が肝要です。必ず受診前に問診票を記入しましょう。

⑦その他のワクチン接種との間隔:新型コロナウイルスワクチンの接種前後2週間はその他のワクチン接種はできませんので注意してください。

接種のための手続き・流れ

①上記クーポン券やお知らせが手元に届いた場合はご自身で接種のための予約が必要です。福岡市の場合は

・かかりつけ医に予約を依頼

・福岡市新型コロナウイルスワクチン接種コールセンターでの電話予約

・インターネット予約

などの方法があります

②接種当日は予診票、接種券、本人確認書類(健康保険証、運転免許証,マイナンバーカード 等)を持参しましょう

③当日は接種がしやすい服装(肩が出しやすい服装)で受診しましょう

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