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福岡市のワクチン接種体制

[2021.03.21]

首都圏の緊急事態宣言が本日までで解除となる中、桜の季節をむかえ春の陽気もあり多く人が外出の機会を得ているのではないでしょうか。個人的にはこの1年自粛に次ぐ自粛で、人はやはり人とのつながりなしでは生きりていけない生き物だと実感しました。拘禁状態が続けば心身ともに不健康となるのは当然です。ただし一部で言われる「緊急事態宣言は無駄」という風潮には賛同しかねます。2回目の緊急事態宣言は1回目のそれよりも緩やかなものでしたがピンポイントな制限(マスクの制限がなくなる飲食の場の抑制)でも効果を認め、経済もある程度動かした状態を維持できたことから実に効果的だったと思います。今後緊急事態宣言の解除の「お墨付き」を得ることで、確実に夏の前に第4波はやってくることから、これからはいままで以上に自己防衛(基本的な感染防御や第三者との会食の回避など)が意味を成すのではないかと考えます。個人としても開業医という立場ですが、これまで以上に発熱者の方々の対応に尽力し、ターニングポイントとなるワクチン接種の体制を医師会と福岡県・福岡市が協力しながら接種体制を構築する一助になりたいと考えています。

今回は前回お知らせした福岡市の新型コロナウイルスワクチンの詳細が、3月16日に行われた「新型コロナウイルス感染症ワクチン接種説明会」で判明しましたのでお知らせしたいと思います。

福岡市のワクチン接種体制

福岡市では、⾝近な地域のクリニック等を中⼼として、接種体制を構築します。

(1)接種場所
① ⾝近な地域のクリニック等:福岡市内の約700のクリニック、全体の7-8割の接種を担当
② クリニックを⽀援する病院:アレルギー等で副反応のリスクがある⽅の対応を担当
集団接種会場(公共施設等):マリンメッセ福岡B館、なみきスクエア、博多南地域交流センター、中央体育館、南体育館、城南体育館、ももち体育館、⻄部地域交流センター
④ ⾼齢者施設等への出張接種

これら4つの⽅法の組み合わせにより実施する予定です。

(2)接種順位:対象者 129.3万⼈
① ⾼齢者(⾼齢者施設等の従事者を含む):31.8万⼈
② 市の独⾃優先接種者(介護従事者(訪問・通所)・教職員・保育⼠・警察官):5.0万⼈
③ 基礎疾患がある⽅など
④ その他の⽅

(3)接種期間
希望されるすべての対象者への接種を5か⽉で実施
このうち、⾼齢者及び市の独⾃優先接種者については2か⽉で実施

⼀般市⺠の方々への接種案内

<接種券発送・予約開始>
○ 国からのワクチン供給状況を⾒ながら、⾼齢者から順次、接種券等※が発送されます。
※ 送付物:接種券、予診票、接種医療機関⼀覧、案内チラシ等

○ ワクチン接種は事前予約が必要となります。
○ 接種券等の発送後、順次、医療機関やコールセンター等での予約受付を開始します。
○ 接種対象者は、原則として福岡市に住⺠票がある⽅です。

*基礎疾患を持つ方は、医師に申告を行うこと等により、住民票所在地以外でワクチンの接種を受けることができます。具体的な接種方法は、決定次第自治体ホームページ等で案内されます。

○ 当日予約者全員が持参するもの
・接種券
・予診票
・健康保険証等(⽒名と⽣年⽉⽇が記載されたもの)

※住所地外接種届出済証をお持ちであれば、市外に住⺠票がある⽅でも接種を受けられます。


<コールセンター>

※ワクチン接種専⽤ダイヤル
○ 市⺠等からの予約受付や各種問合せ・相談対応を⾏う「コールセンター」が3⽉9⽇に設置されました。
TEL 092-260-8405 FAX 092-260-8406
※ 多⾔語対応
※ 受付時間8︓30〜17︓30(⼟⽇・祝⽇も)

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